錠前部品交換
明石市大久保町のマンションへ修理に伺いました。管理人さんからのご紹介です。
玄関ドアに二つ付いている錠前の下側が固くて困っているとのことです。
現場を拝見しますと、扉に内蔵されて普段目に付かない「錠ケース」が不調でした。
築20年ほどのこのマンションで最近増えてきた症状です。
原因は錠ケース内へのホコリ等の混入、油脂類の劣化、摩耗など経年劣化と呼ばれるものです。
錠ケースの洗浄、グリスアップでもある程度改善することが多いのですが使用年数を踏まえてお客様は部品交換を選ばれました。
その場で持参した新品部品に交換し、上側の錠前も軽くメンテナンスをして完了しました。
お客様に動作確認をして頂くとすごく軽くなったと喜んで頂けました。
動作が重くなる、固くなるという症状は少しずつ進行することが多く不調に気付かれない方も結構いらっしゃいます。
今回もメンテナンスだけした錠前も軽くなって驚いておられました。
この度はご依頼頂きましてありがとう御座いました。
今回のように扉内の錠ケースが不調の場合はカギ穴用のスプレーをカギ穴に使っても殆ど効果がありません。内部にこぼれ落ちた溶剤成分が短時間だけ軽くしてくれる場合はありますが数日で戻ります。
キーが全く回らない、抜き差しがしにくいなど外側だけの不調はカギ穴用スプレーで改善する可能性がありますが今回のような場合は、錠ケースへ直接オイルスプレー等を使う必要があります。
白い粉が残るカギ穴用スプレーは錠ケースの潤滑には不向きです。潤滑剤は適材適所、使い分けが必要です。また建て付けズレが原因の場合がありますので問題点の切り分けも必要です。
わからない場合はお近くのカギ屋さんへ依頼されることをお勧めします。